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さて、夏・Web標準の日々で、「Webディレクタの仕事とは?」という質問をしまして、ご解答いただいていたのですが、その結果をすっかり秋になった今頃公開です(忘れた頃にすみません)。

セッションの始まる最初のあたりで、受講者の方々に穴埋めで解答していただきました。
正解のあるものではないので、それぞれの方が自分でやっていること、目指したいこと、そして日々試行錯誤していることが出てきたのかなと思います。
Webディレクションというの仕事の中には、リーダー的な仕事(プロジェクトリーダー)とマネジャー的な仕事(プロジェクトマネジャー)が含まれていることが多いと思います。
セッションでは、こんな感じで、リーダーは行く先を見る人、マネジャは内部を見る人、と大きく分けてお話しました。


本来は「Webディレクタ」は、マネジャ的な役割のはずですが、リーダー役も兼ねることが多いです。特に規模の大きくない案件だと、そんなに分業ができない。
今回解答いただいた中でも、リーダ的解答、マネジャ的解答はほぼ半々です。
リーダとマネジャには、まったく別のスキルが必要なのに、これらが全て「Webディレクタ」に覆いかぶさっているのだから、大変なのも当然です。さらにはIAやら、デザイン、システムなど他の職種の基礎知識も必要という。
どのスキルから身に着けるか、選び放題のような状態です。
セッションでも言ったように、自分の強いところから伸ばすのが良いと思います。気持ちが良いし、伸び率も大きい。
分業できない理由には、誰がどの強みを持っているのかも明確になっていないというのもあげられると思う。肩書きと強みが合って無い場合は、分業してもうまくいかないというか、結局自分の仕事の範囲を超えてやらざると得ないことが多くなる。
それはまた別の話だが。
それと、今回思ったのは、やっぱり人間に関わるところで悩んでいる人が多いし、自分の役割としてコミュニケーションに重きを置いている人が多いかなと。
人間は、大切ですよね。ディレクタさんの仕事は、人生で一番難しくて楽しい、人間に関することだと思います。
ひとつひとつのお答えは下記にすべて載せていますので、見てみると面白いかと思います。
大雑把に分けてますが、間違っているとこもあるかと。そこは笑っておいてください。
ご解答いただいたみなさまありがとうございました!
- リーダ的
- 「クライアント」の「目的」を「達成する」こと。
- 「クライアント」の「悩みや問題」を「親身になって解決すること、話を聞くこと」である。
- 「クライアント」の「要望」を「理解すること」である。
- 「クライアント」の「課題」を「解決する」、「サイト」の「プロジェクト」を「遂行する」こと。
- 「クライアント」の「目的」を「達成」させること。
- 「クライアント」の「企業イメージ」を「社内の人と作り上げる手助けをする仕事」である。…とか?
- 「クライアントとユーザー」の「要求」を「まとめる」こと。
- 「クライアント」の「仕事」を「やり遂げる」こと。
- 「クライアントの企画」を「成功」に「つなげること」である。
- 「クライアントと制作する人間」の「方向性」を「一致」させること。
- 「クライアント」の「キボウ」を「120%形にする」こと。
- 「クライアント」の「要望」を「形にする」こと。
- 「クライアント」の「目的(成果)」を「達成に導く」こと。
- 「クライアント」の「制作イメージ」を「具体化する」こと。
- 「相手(クライアント、制作サイド)」の「問題点」を「解消する手助け」をすること。
- 「クライアント」の「わがまま」を「型(サイト)にする」こと。
- 「ユーザー」の「ニーズ」を「達成する」こと。
- 「Webサイト」の「目的、制作」を「様々な視点から遂行すること」である。
- 「Webプロジェクト」の「Output」を「最大化」すること。
- 「Web」の「成果」を「最大化する」こと。
- 「Webサイト」の「目的」を「達成する」。
- 「プロジェクト」の「成功」を「達成する」こと。
- 全体の要件をまとめること。
- 「制作現場」を「総括」すること。
- 「Web制作」の「全体」を「仕切る」こと。
- 「Web」の「制作」を「指揮」すること。
- 「プロジェクト」の「成功」を「導く」ことである(ありとあらゆる意味で)。
- 「ステークフォルダー」の「ニーズ」を「現実的に満たす」こと。
- 「サイト制作」の「カジをとる」こと。
- 「お客さんと制作者」の「Win-Win」を「実現させる」こと。
- 「Webサイト」の「方向性」を「決定し、それに向けてチーム全体をまとめる」こと。
- 「企画内容」の「コンセプト」を「伝える」こと。
- 「プロジェクト」の「コスト、タイム、リソース」を「マネジメント」すること、「クライアント」の「要件」を「実現」すること。
- 「企画」の「意図」を「反映させる」、「お客様」の「要望」を「形づける」。
- 「全体の動き」を「把握」して「管理」すること。
- 「プロジェクト」の「ゴール」を「明確にする」ことです。
- 「プロジェクト」の「全容」を「管理」すること。「クライアント」の「目的」を「具体化」すること。
- マネジャー的
- 人間に関わるもの
- 「クライアントと制作のアイデアを実現する」ため、「コミュニケーションを整える」こと。
- 「各メンバー」の「言い方やテンション」を「調整する」こと。
- 「クライアント←→制作orクライアント内部、制作内部」の「会議ヒアリング」を「アメ&ムチで引き締める」こと。
- 「メンバー」の「やる気」を「引き出すこと」である。
- 「メンバー(制作・クライアント)」の「仕事・人間関係」を「円滑にする」こと。
- 「プロジェクト(メンバー、クライアント)」の「進行(生産性、利益)」を「管理(あげる、最大化する)」すること。
- 「メンバー」の「タスク」を「管理する」こと。
- 「人と人」の「関係」を「橋渡し」する。
- 「プロジェクト」の「コミュニケーション」を「円滑にする」こと。
- 「現場」の「チームワーク」を「潤滑にする」ことである?
- 「人」の「意見」を「まとめる」仕事。
- 「制作メンバー」の「方向性」を「一致させる」こと。
- 「コミュニケーションの流れ」を「ディレクションする」こと。
- 「Webサイト」の「制作に関わる人」を「その気にさせる」こと。
- 「人・モノ・カネ」の「関係」を「調整する」ことである?
- 全体管理・進行管理
- 全体が同じ方を見る。「チームの作業が円滑に進む」「迷わず指示出し」「よりマネージャーらしく」「スムーズコミュニケーション」「作業効率アップ」。
- 「全体」の「進行」を「統括」すること。
- 「プロジェクト」の「進行」を「管理する」こと。
- 「プロジェクト」の「進行」を「潤滑にする」こと。
- 「プロジェクト」の「納期」を「遅れずに完成させること」である。
- 「プロジェクト」の「進行」を「まとめること」である。
- 「プロジェクト」の「進行」を「円滑にする」仕事である。
- 「プロジェクト全体」の「工程」を「管理する」こと。
- 「プロジェクト」を「円滑に進める手助けをする」こと。
- 「制作全体」の「進行」を「管理する」こと。
- 「Webサイト制作のプロジェクト」を「統率」し「円滑に進める」こと。
- 「Webサイト」の「制作・運営」を「指揮・管理」すること。
- 「Web制作」の「全業務」を「円滑に進めていく」こと。
- 「サイト制作の進行」を「円滑に行う」ための、「橋渡し役」のこと。
- 「Web制作」の「全体の進行」を「管理」すること。
- 「Webサイト」の「企画・制作」を「円滑に進める」こと。
- 「Webサイト(サービス)」の「プロジェクト」を「予定通りに完成する」ことである(狭い意味まで書きました。プロデューサー、コンサルとは別に)。
- 「Webサイト」の「制作」を「円滑に進める」こと。
- 「Webサイト制作」の「進行」を「円滑にする」。
- 「Web制作」の「進行」を「管理する」こと。
- 「Web案件」の「プロジェクト」を「スムーズにすすめる」こと。
- 「Webサイト立ち上げ」の「進行全般」を「円滑に進める役割」のこと。
- 「Web」の「戦略」を「スムーズに実行する」こと。
- 「案件」の「進行」を「スムーズに誘導する」。
- 「サイト」の「運営」を「コントロールする」こと。
- 「クライアントや実装グループ」の「制作・素材の収集」を「円滑に進める」こと。
- 「クライアント」の「案件」を「円滑に進める」こと。
- 人間に関わるもの
関連エントリー:
Web標準の日々:終了。ありがとうございました!
「FWW Weekend Seminar Vol.2」無事に終了いたしました。
聴いてくださったみなさま、ありがとうございました!
懇親会も朝までありまして、熱を感じました。デフォルトが朝5時までらしい。福岡すごい。
コメントやメールいただり、非常に嬉しいです。
少しでも役に立てたなら良いのですが。質問などありましたら、どしどしどうぞ。
スライドは、今回は来てくださった方だけに公開です(後ほど、FWW主催さんのほうから参加者さん宛にお知らせがあると思います)。
今回のスライドは、Web標準の日々とかぶる点がありつつ、切り口が「コミュニケーション」なので聴いていないと混乱しそうとか、そういったアレコレです。
それにしても久々の福岡上陸で、西通りの歩道が広くなっていたりと変化はたくさんありましたが、Web制作を始めた地であり、フリーになったのも福岡だし、さらには青春時代の多くを過ごした場所なわけでして、ひじょうーに懐かしかったです。
参加者のみなさま、FWWスタッフのみなさま、ありがとうございました!
告知が前日になってしまいましたが、今週末の土曜日、福岡で喋ります。
FWW Weekend Seminar
2007年9月29日(土)19:00 - 21:00、博多リバレイン、参加費1500円
「福岡で働くWebの人々(Fukuoka Web Workers)」(略称:FWW)は、福岡のWeb制作現場で働く方々のコミュニティで、端から見ていても活発で楽しそうな印象です。
今回のFWW Weekend Seminarでは、わたしは、50分の持ち時間で、「[Web制作者的]目標達成のためのコミュニケーション術」と題してお話させてもらいます。
ヒキコモリ&人見知りを自覚しているわたしがコミュニケーション術とは大それたことをー!
と自分でも思いますが、「Web制作者的」視点ならば、たくさんの師匠(人であり本でもあり)から学び、日々試行錯誤していることなので、ちょっとお役に立てることを喋ることができるかなと思います。
あと24時間ほどで始まるわけで、告知が遅すぎですみません。
このイベント自体が決まったのが一週間前ぐらいだったと思うので、まだ人数にも余裕があるようです。
福岡近辺の方がいらっしゃれば、よかったらぜひ。
FWW Weekend Seminar
9月末でバタバタしておりますが、久々の福岡上陸を前にして、少々浮かれております。
福岡の方々よろしくです。
この連休、Web標準の日々が行われました。
わたしは、15日の2コマ目(D2)に、「成果をあげるための”ブレない”Webディレクション術」をお話しさせていただきました。
予想を超える人数に集まっていただき、やや動揺しましたが、無事に終えることができました。受講してくださった方々のやる気や、リアクション故だったと思います。本当に。
終了後や懇親会で声をかけていただけたり、メールなどでご感想をいただき、感謝しきりです。
いただいたアンケートについては、現在主催の方々がものすごい枚数を集計されているところだと思います。早く見たいような、おそろしいような気分ですね。
反省点は多々ありますが、それは次回の課題としてしっかりと胸に刻んでおります。
(今回の課題は特に、自分のプレゼン能力。お聞き苦しかった点、申し訳なく思っています)
とにかく今回は、モデレータの名村さんにがっちりバックを固めていただいたこと、セッションの内容検討に知人やスタッフに強力なサポートをもらったことなどあって、わたしらしく自由にやらせていただきました。
楽しくやることで、みなさんの集中力や吸収力をアップしてもらうことを旨としました。そして、わたしが一方的に喋る感じではなく、できるだけ聞いていただいている方自身で考えて結果を持って帰っていただけるように構成しました。そう感じていただけていたら良いのですが。
そして「達成イメージ」のワークが、みなさんのWeb標準の日々参加の目標達成に貢献しますように。
セッション中でもっと詳しくお伝えしたかった事項について(強みのこととか)は、今後ブログにも書いていきます。
それから、アンケート用紙に書いていただいた、「Webディレクターの仕事とは?」の集計も、後日アップします。
来てくださった方々、主催の鷹野さん、モデレーターの名村さん、座談会モデレータをしてくださった益子さん、関係者/出演者の方々、本当にどうもありがとうございました!
関連エントリー:
Webディレクターの仕事とは
とうとう、The Days of Web Standards 2007[Web標準の日々]のセッション登録が始まりました。
人気セッションは早く埋まると思うので急いだほうが良いかもしれません。
とはいえ、わたしもまだ決めておりません。見たいのが多すぎる。
Webディレクショントラックでサブモデレーターとしてお手伝いをするので、たいていはWebディレクショントラックにいるかと思われます。来られる方は、声かけてもらえると非常に嬉しい。
ここ数日、自分のセッションをどう組み立てるか悶々と考えていたのですが、昨日ようやく構成ができ、配布資料も完成させました。
「成果をあげるための”ブレない”Webディレクション術」 と題して、Webディレクターの悩みを解消していこうというセッションなのですが、基本の内容にワークや事例、診断のようなものなど入り、実践的な内容になったのではないかと思います。
まだ完成ということではなく、スタッフの竹田や知人に見てもらったりしながら、ブラッシュアップしていきます。
ちなみに、用意している「余談」がいくつかあって、それらは、進行状況や来てくれた方の属性や興味の方向にそって変えていく予定です。
オンデマンド? LPO?
そういえば、同時間帯に、これまたスゴイ方たちのセッションがあるので、逆に変なプレッシャーはなくなったような気がします。
(でも神崎さんのは見たかったです。ああー)
ところで、これは絶対行きたいというのがひとつあって、WebディレクションやWebマーケティングのあたりかと思いきや、UX(ユーザエクスペリエンス)トラック、ミツエーリンクスの棚橋さんのセッションです。ブログDESIGN IT! w/LOVEのファンとしては行かぬわけにはいかんのです。
さてさて。
Web業界のお祭りみたいなものなので、一緒に楽しみましょうー。
●CSS Nite in Osaka 2007 春の陣
3月24日土曜日は、CSS Nite in Osaka 2007 春の陣 でございました。
参加者、約400名。会場は空席をみつけるのが難しいぐらいで、関西の方々の勉強意欲の高さを感じました。
出演者も多く、様々な切り口でWeb制作にまつわるいろんなことが語られました。
その中にまぎれて、わたしもショートセッションでスピーカーとして出演させていただいたわけでございます。
Web Site Expert(技術評論社)で連載中の「中小企業が『勝つ』ためのWeb制作と運営ノウハウ」のLIVE版として、連載内容をベースに、プラス事例なども少しご紹介。
スライド(PDF)はこちら
反省点も多いですが、プレゼン後や懇親会中、感想や濃い質問をいただけて嬉しかったです。
質問をしていただくと、自分のプレゼンで伝えようとしてたけど伝わりきれなかった部分や、聞いてくれた方々が知りたかった部分を直に感じることができます。
実際に中小企業サイト制作で悩んでいる方、解決方法を模索している方が多くいらっしゃいました。今回のプレゼンではそれらをすぐに解決とはいきませんが、一助になれば嬉しいです。感想や質問・疑問などありましたら、お気軽にコメントや、メールをいただければと思います(もちろん連載記事の内容についてでもOKです)。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!
●三次会
本編+懇親会では緊張と弛緩の繰り返しでありましたが、懇親会後の三次会にてようやく普段のわたしに戻ったかもしれません。
ついた席はかなり濃いメンバー。本場のボケ・ツッコミを伝授いただきました。さすが関西。
本場仕込みの天然的ボケと、べたで安定感のある突っ込み!
わたしは吸収力には自信ありますが、あの、あうんの呼吸を会得できる日は来るのでしょうか。
とりあえず、突っ込みを目指します!
●Special Thanks
最後に、もう少しお礼をさせてください。
この大阪イベントの前に、銀座アップルストアでのマンスリーCSS Niteの二次会で、プレゼンをさせていただきました。
初舞台のリハーサルということで、聞いていただいた方にたくさんフィードバックをいただきました。その場で言ってくれたり、mixiやIM、メールをしてくれた方もいらっしゃいました。それらを、すべていかすことはできませんでしたが、激励に本当に助けられました。
そしてこの機会を与えてくれた鷹野さん、サポートしてくれた益子さんには、いつも助けられっぱなしです。
ご恩を返せるように、まずは自分の経験をアウトプットすることからですね。書く、喋る含め、成長すべく今後も精進していきたいと思います。
ありがとうございました。
(出演者の方々のセッションのレポートを書きたいのに、緊張やら疲労やらで、うまく聞くことができませんでした。無念!)
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
最後のセッションです。お疲れ様でした!
「アセット管理によるサイト制作の効率化(境 祐司さん)」
境さんのプレゼンも以前聞いたことがあり、かなりの共感する内容だったので期待大で望む。会場も一番大きいホールで、満員。
アセット管理を意識して、ワークフローを改善・効率化するという内容でした。
実際に境さんが行ったワークフロー改善のドキュメントを見ながらの説明で、ここまでカッチリやるのかと驚き。だが、作っておけば間違いはないだろうというドキュメントだった。
アイコンの活用は良いという話もちょっとあって、実際、境さんの使われているアイコンは非常にわかりやすくて、しかも可愛いくて好みだったりする。
Dreamweaver のアセット(テンプレート、ライブラリ、スニペット)の活用も良かったが、その辺りは知っていることが多かったので、やはりドキュメントのインパクトが強かった。
何がどう良かった、というより、「アセット管理」という意識付けができたのが良かった。漠然と思っていることたちに、名前がついてグルーピングされた感じである。
ちなみに、アセット(asset)とは、財産のこと。
怒涛のようなWeb制作の日々の中で、ちゃんと作ったもの、知識・経験などの無形の財産をカタチに残して行こう。
(あと、境さんの本を読もう)
しめくくりとして、良いセッションを受けた。ありがとうございました。
- -
終わった後で、あれも受けたかった、これも受けたかったとジタバタしましたが、本で学びます。
本、各セッション内容だけでなくて、盛りだくさんで、おいしい感じのようなので、じっくり読もうと思う。
主催・出演者・スタッフのみなさま、ありがとうございました!
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
ちょっと、このあたりから書き疲れが見られるかもしれない。でも一気に書かないと性格的に困ったことになるので、続けていきますよ!
次は、「ユーザーテストから学ぶWebデザイン」(岩澤亜紀子さん、協力:NPO法人 ハーモニー・アイ)。
うちでもユーザーテストを実施することが多くなって来たので、本格的なのを学んでおこうと受けた。
まずは、ハーモニー・アイの馬場さんによる、ユーザテストの実践である。
全盲の方に、ホームページリーダーを使いながら、宿泊情報を探すというタスクを行ってもらうテストである。
高齢者・障害者を対象としたユーザテストはやったことがないので、かなりインパクトがあった。
音声での読み上げは、イントロしか聞かない!(最初の数文字を聞いて、先に進もうとする) とか、操作に慣れた人がユーザビリティを考えられたはずのサイトを使っても、情報に辿り着くのは難しい!(高齢者・障害者対応のサイトだったが、高齢者用のフォームの作り方がしてあった?) とか。
とにかく、「誰にでも」やさしいサイトを作るのは難しい。
サイトに訪れるターゲットのうち、できるだけ多くの人に対して使いやすいサイトを作ることが必要ということだ。
ユーザテストは、初期と後半と、二回行うのが通常だそうだ。
今、うちが関わっている案件ではもうすぐ、ペーパープロトタイピングが行われるところです。これも後日レポートしたいと思う。
いろんなテスト方法があるので、模索していきたい。
ユーザテスト実践の後は、高齢者の方に使いやすいサイトつくりの話など。
そこで気になった一点を。
たぶん、そこが気になった人は少ないと思うが、ちょっと仕事で悩んでいたところだったので。
「画面上に印刷ボタンをつける場合、それを押したら何が起こるのが良いのか」
たとえば、交通案内のページを印刷したい。ナビゲーションは邪魔。背景も消したい。印刷用のCSSで制御しようということになる。
印刷に向いているよってことで、「印刷する」とかボタンをつける。さて、それを押したら何が起こる?
- 印刷が始まる(印刷されるものは、画面と違い、print.css で制御された見やすいもの)
- 印刷用ページ(print.css で制御された見やすいページ)が出て、印刷が始まる
- 印刷用ページ(print.css で制御された見やすいページ)が出るだけ
終わってから質問に突撃してみた。岩澤さんがお話中だったこともあり、ハーモニーアイの馬場さんと、司会のガクさんにご意見を聞く。
まず、(1)は、画面と違うものが出てきたらすごく驚くからダメ。
なるほど。ステップが少なくてけっこう良いかもと思っていたが、ダメなのですね。OK。
では、(2)か(3)。
参考までに、Gmail は、(2)です。印刷用のページが出つつ、印刷用のダイアログが出る。これが確実に印刷できて一番かもしれない。
と、思いつつ、個人的にはあまり好きではない。どのように印刷されるかプレビュー画面が見たいだけという場合もあるからだ。
しかし、(3)のように画面が出るだけだと、慣れていないユーザーは印刷が始まると思ってじっと待っているかもしれないし、ということで、やはり(2)ですね。
でも、印刷用ページを、「プレビュー画面」という位置づけで考えることもできるのです。はじめのボタンを「印刷用ページへ」として、印刷用ページに「印刷する」ボタンをつければ良いのかも。
はて何が一番いいのだろう。またわからなくなってきた。どっちでも良いのかも。
(これについてご意見あるかた、ぜひ何かひとこと)
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
二番目に受けたのは、「Dreamweaver使いが知っておきたいセキュリティ」。
講師の太田 良典さん(株式会社 ビジネス・アーキテクツ)のお話しは、以前 第8回 WegSig会議 で聞いたことがあって、かなり面白く、ためになる内容だったので、今回も期待していた。
で、どうだったのかと言うと、期待にたがわずという感じであった。
太田さんは早口のほうだと思うけれど、思考や理解の速度と合っているのか、内容がうまく入ってくる。その辺りも研究してみたいような気がした。
内容は、Dreamweaver的なところでは、使うときにちょっと注意をしましょうねというポイントをいくつか。
たとえばチュートリアルに沿って作ったフォームには、クロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性があるとか……。いまどき、XSSを考慮してないフォームですか! とちょっと驚いたりしますが、やはりアプリを過信するのは怖いですね。
Webデザイナが気をつけるべき点は、大きく3つ。
- クロスサイトスクリプティング(XSS)
- <> などは、文字実体参照などでエスケープしましょう
- Forceful Browsing(強制的ブラウズ)
- index.html が無くても、ディレクトリ内容が表示されないように設定しましょう
- SQLインジェクション
- これは、SQLって何? ぐらいの知識のわたしには意味がわからず。汗
そして、このセッションでも気になったのは、「果たしてWebデザイナはPHPやJavascriptをどこまでいじって良いのか」ということ。
ソフトウェアの脆弱性より、Webアプリの脆弱性報告のほうが多いのだそうだが、それは、Webアプリは知識が中途半端でも作って公開することができるから、というのも大きな要因なのではないかと思うからだ。
セッションが終わって、機会を逃さず名刺交換&質問に突撃した。
「Webデザイナがセキュリティの最新情報を追うのは現実的には厳しい。プログラムの知識も中途半端だし、果たして、デザイナがそっちのほうまで作るのは是か非か・・・」
うまく聞けたかわからないが、太田さんの答えはこれだ。
「難しい問題ですね」
そうなんですよ!(笑)
答えは出ませんでしたが、システムが絡むようなプロジェクトでないと、Webデザイナがフォームや簡単な動きを作らざるを得ないのは現実だし、避けられないとおっしゃっていた。
うん。確かに現実です(この業界は本当に今、いろいろと過渡期だけど、ずっと過渡期なのかも)。
じゃあどうすれば良いのかとなると、まだ考えが及ばない。
今は、バランスよく情報を集めていかねばと思った。
そのためにこんなイベントがあるし、わたしもこうして、ちょっとでもアウトプットしているわけですね。(と、うまいことまとめて、次のセッションへ)
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
デザイナってPHPに触れる機会が本当に多い。
(プログラマさんの中には、PHPが嫌いな人が時々いるのですが、なんでだろう。今度詳しく聞かせてください)
PHPを書いたり編集するとき、Dreamweaver で開いたとしても、テキストエディタと同じようにしか使えてなかったので、ひょっとしてもっと深いことが出来るの? と興味深々だったわけです。
PHP専用のエディタを使うほどバリバリには書かない我々Webデザイナが、Dreamweaver を使うことでどこまで発展できるのか。
さて、そんなわけで、最初のセッションは、「デザイナのための、ほんとはカンタンPHP×DW」です。
講師は、エイチツーオー・スペースの、たにぐち まことさんさん。著書の、「はじめに読みたいAjax ~入門から実践まで~」という本からもなんとなくわかるように、デザイナの気持ちのわかる技術者さんだと思う。
「完璧である必要は無い。」
と、たにぐちさんは言った。
なんとなく、プログラムは完璧で美しくなければならない、と思っていたわたしには衝撃である。
いかに、プログラムは易しいかを説明され、納得したような気分にもなった。
「function = 関数」と聞くとわけわからないが、「機能」と考える。同様に、「parameter = 引数」→「素材」。エラーをおそれない! エラー内容は、英和辞典でわかることがほとんど。そして、if、for など最低限のことを覚えればどんなプログラムでもできる!
しかしできれば、美しく書きたいものである。自分で遊ぶだけなら良いのだが、納品物にするためには、どの程度の知識・経験が必要だろうか。
処理の早い、バグの無い、機能的で美しいPHP……。特に、マークアップにこだわっちゃう系のWebデザイナはそのあたり気になるものだと思う。
あまり知識のないWebデザイナがPHPを触るのは良いことなのかどうか、と最近迷っていたので質問したかったのだけど、しそびれた。不覚。
(この問題については、後のエントリでも触れます)
最後に、Dreamweaverで、DBに接続してデータを表示するPHPを「コードを書かずに」作るというデモがあった。これが大変面白かった。
そんなことができるなんて思いもしなかった。もっともっとと思ったが時間切れで、残念。いつか続きをぜひ。
実際、たにぐちさんは、Dreamweaver でPHPを書いているということだ。
素晴らしい……。
(レポート目次:はじめに、セッション1、セッション2、セッション3、セッション4)
先週末、月に1度アップルストアで行われている CSS Nite の特別番、CSS Nite LP, Disk 2 に行ってまいりました。
今回は、 「Dreamweaver CC」。
Dreamweaver使いによるDreamweaver使いのためのDreamweaverに特化したセミナーイベントでございました。
なんと12個のDreamweaverなセッションが、3会場で同時進行です。最大4セッションが受けられるという仕組みなので、興味深い各セッションのうち、4つを選べと!!
どんなのがあったかについては、公式サイトをご参照ください。
わたしが選んだ4つはこれ。
- デザイナのための、ほんとはカンタンPHP×DW(たにぐち まことさん)
- Dreamweaver使いが知っておきたいセキュリティ(太田 良典さん)
- ユーザーテストから学ぶWebデザイン(岩澤亜紀子さん/NPO法人 ハーモニー・アイ)
- アセット管理で実現する フルCSS「Web Magazine - Designing」(境 祐司さん)
それぞれ簡単にレポートしますが、まずは全体的な感想を。
全セッション、迷いに迷って選択しただけあって、それぞれ得るものがあったので満足。
書籍連動のイベントなので、書籍で復習ができ、他のセッションの内容もわかるのが新しい感じでナイスでした。
ちなみに、わたしが受けたセッションでは、それぞれ書籍を参照するシーンがあって、学校みたいで面白かったです。
終えてから思ったのは、「Dreamweaver でなければダメ」、「Dreamweaver はこんなにスゴイ」という感じではなくて、「Dreamweaver じゃなくても可能だけど、こんなふうに便利なことも出来ますよ」という感じだったなあ、と。
(わたしがセッションを選ぶ際に、Dreamweaver色の少ないものを選んだからという話でもあるが。)
実際、今回講師をされてた12名の方も、Dreamweaver 以外をメインのエディタとして使っている人もいると思う。
Webサイトを作るためのエディタはたくさんあって、機能満載オールインワンではないけど、特化された機能がコンパクトで使いやすく、値段も安いものが多い。もしくは無料。バージョンアップも早い。
そんな中で、あえて、「Dreamweaver」を選択する意味を知りたいなあと思って行ったのだけど、それを知れたかどうかは怪しかった。そんな目的で行っている人は少ないだろうし、そのためのイベントじゃないから、当たり前です。
ちなみに現状、Dreamweaver 使ってます。
使い続けるかと聞かれたらどうなんだろう。重いし、落ちるし、高いし、バージョンアップ遅いし。
どちらかというと、自分に必要なコンパクトなツールを組み合わせて使うことで、自分好みに仕上げていく、効率化をはかるというのがこれからの制作スタイルなのかもしれないが、社内で統一されたエディタを使うべきか否か、という迷いもある。
Microsoft の Expression Webの動きも気になります。
しばらくは、慣れいてる Dreamweaver を使うだろうと思うけど、年末年始の時間のあるときにいきなり違うエディタ使い始める可能性も無いとは言えません。
そのときはまたレビュー致します。
では、感想というより何か別のものになりつつありますが、各セッションを追っていきます。




