さて、夏・Web標準の日々で、「Webディレクタの仕事とは?」という質問をしまして、ご解答いただいていたのですが、その結果をすっかり秋になった今頃公開です(忘れた頃にすみません)。

セッションの始まる最初のあたりで、受講者の方々に穴埋めで解答していただきました。
正解のあるものではないので、それぞれの方が自分でやっていること、目指したいこと、そして日々試行錯誤していることが出てきたのかなと思います。
Webディレクションというの仕事の中には、リーダー的な仕事(プロジェクトリーダー)とマネジャー的な仕事(プロジェクトマネジャー)が含まれていることが多いと思います。
セッションでは、こんな感じで、リーダーは行く先を見る人、マネジャは内部を見る人、と大きく分けてお話しました。


本来は「Webディレクタ」は、マネジャ的な役割のはずですが、リーダー役も兼ねることが多いです。特に規模の大きくない案件だと、そんなに分業ができない。
今回解答いただいた中でも、リーダ的解答、マネジャ的解答はほぼ半々です。
リーダとマネジャには、まったく別のスキルが必要なのに、これらが全て「Webディレクタ」に覆いかぶさっているのだから、大変なのも当然です。さらにはIAやら、デザイン、システムなど他の職種の基礎知識も必要という。
どのスキルから身に着けるか、選び放題のような状態です。
セッションでも言ったように、自分の強いところから伸ばすのが良いと思います。気持ちが良いし、伸び率も大きい。
分業できない理由には、誰がどの強みを持っているのかも明確になっていないというのもあげられると思う。肩書きと強みが合って無い場合は、分業してもうまくいかないというか、結局自分の仕事の範囲を超えてやらざると得ないことが多くなる。
それはまた別の話だが。
それと、今回思ったのは、やっぱり人間に関わるところで悩んでいる人が多いし、自分の役割としてコミュニケーションに重きを置いている人が多いかなと。
人間は、大切ですよね。ディレクタさんの仕事は、人生で一番難しくて楽しい、人間に関することだと思います。
ひとつひとつのお答えは下記にすべて載せていますので、見てみると面白いかと思います。
大雑把に分けてますが、間違っているとこもあるかと。そこは笑っておいてください。
ご解答いただいたみなさまありがとうございました!
- リーダ的
- 「クライアント」の「目的」を「達成する」こと。
- 「クライアント」の「悩みや問題」を「親身になって解決すること、話を聞くこと」である。
- 「クライアント」の「要望」を「理解すること」である。
- 「クライアント」の「課題」を「解決する」、「サイト」の「プロジェクト」を「遂行する」こと。
- 「クライアント」の「目的」を「達成」させること。
- 「クライアント」の「企業イメージ」を「社内の人と作り上げる手助けをする仕事」である。…とか?
- 「クライアントとユーザー」の「要求」を「まとめる」こと。
- 「クライアント」の「仕事」を「やり遂げる」こと。
- 「クライアントの企画」を「成功」に「つなげること」である。
- 「クライアントと制作する人間」の「方向性」を「一致」させること。
- 「クライアント」の「キボウ」を「120%形にする」こと。
- 「クライアント」の「要望」を「形にする」こと。
- 「クライアント」の「目的(成果)」を「達成に導く」こと。
- 「クライアント」の「制作イメージ」を「具体化する」こと。
- 「相手(クライアント、制作サイド)」の「問題点」を「解消する手助け」をすること。
- 「クライアント」の「わがまま」を「型(サイト)にする」こと。
- 「ユーザー」の「ニーズ」を「達成する」こと。
- 「Webサイト」の「目的、制作」を「様々な視点から遂行すること」である。
- 「Webプロジェクト」の「Output」を「最大化」すること。
- 「Web」の「成果」を「最大化する」こと。
- 「Webサイト」の「目的」を「達成する」。
- 「プロジェクト」の「成功」を「達成する」こと。
- 全体の要件をまとめること。
- 「制作現場」を「総括」すること。
- 「Web制作」の「全体」を「仕切る」こと。
- 「Web」の「制作」を「指揮」すること。
- 「プロジェクト」の「成功」を「導く」ことである(ありとあらゆる意味で)。
- 「ステークフォルダー」の「ニーズ」を「現実的に満たす」こと。
- 「サイト制作」の「カジをとる」こと。
- 「お客さんと制作者」の「Win-Win」を「実現させる」こと。
- 「Webサイト」の「方向性」を「決定し、それに向けてチーム全体をまとめる」こと。
- 「企画内容」の「コンセプト」を「伝える」こと。
- 「プロジェクト」の「コスト、タイム、リソース」を「マネジメント」すること、「クライアント」の「要件」を「実現」すること。
- 「企画」の「意図」を「反映させる」、「お客様」の「要望」を「形づける」。
- 「全体の動き」を「把握」して「管理」すること。
- 「プロジェクト」の「ゴール」を「明確にする」ことです。
- 「プロジェクト」の「全容」を「管理」すること。「クライアント」の「目的」を「具体化」すること。
- マネジャー的
- 人間に関わるもの
- 「クライアントと制作のアイデアを実現する」ため、「コミュニケーションを整える」こと。
- 「各メンバー」の「言い方やテンション」を「調整する」こと。
- 「クライアント←→制作orクライアント内部、制作内部」の「会議ヒアリング」を「アメ&ムチで引き締める」こと。
- 「メンバー」の「やる気」を「引き出すこと」である。
- 「メンバー(制作・クライアント)」の「仕事・人間関係」を「円滑にする」こと。
- 「プロジェクト(メンバー、クライアント)」の「進行(生産性、利益)」を「管理(あげる、最大化する)」すること。
- 「メンバー」の「タスク」を「管理する」こと。
- 「人と人」の「関係」を「橋渡し」する。
- 「プロジェクト」の「コミュニケーション」を「円滑にする」こと。
- 「現場」の「チームワーク」を「潤滑にする」ことである?
- 「人」の「意見」を「まとめる」仕事。
- 「制作メンバー」の「方向性」を「一致させる」こと。
- 「コミュニケーションの流れ」を「ディレクションする」こと。
- 「Webサイト」の「制作に関わる人」を「その気にさせる」こと。
- 「人・モノ・カネ」の「関係」を「調整する」ことである?
- 全体管理・進行管理
- 全体が同じ方を見る。「チームの作業が円滑に進む」「迷わず指示出し」「よりマネージャーらしく」「スムーズコミュニケーション」「作業効率アップ」。
- 「全体」の「進行」を「統括」すること。
- 「プロジェクト」の「進行」を「管理する」こと。
- 「プロジェクト」の「進行」を「潤滑にする」こと。
- 「プロジェクト」の「納期」を「遅れずに完成させること」である。
- 「プロジェクト」の「進行」を「まとめること」である。
- 「プロジェクト」の「進行」を「円滑にする」仕事である。
- 「プロジェクト全体」の「工程」を「管理する」こと。
- 「プロジェクト」を「円滑に進める手助けをする」こと。
- 「制作全体」の「進行」を「管理する」こと。
- 「Webサイト制作のプロジェクト」を「統率」し「円滑に進める」こと。
- 「Webサイト」の「制作・運営」を「指揮・管理」すること。
- 「Web制作」の「全業務」を「円滑に進めていく」こと。
- 「サイト制作の進行」を「円滑に行う」ための、「橋渡し役」のこと。
- 「Web制作」の「全体の進行」を「管理」すること。
- 「Webサイト」の「企画・制作」を「円滑に進める」こと。
- 「Webサイト(サービス)」の「プロジェクト」を「予定通りに完成する」ことである(狭い意味まで書きました。プロデューサー、コンサルとは別に)。
- 「Webサイト」の「制作」を「円滑に進める」こと。
- 「Webサイト制作」の「進行」を「円滑にする」。
- 「Web制作」の「進行」を「管理する」こと。
- 「Web案件」の「プロジェクト」を「スムーズにすすめる」こと。
- 「Webサイト立ち上げ」の「進行全般」を「円滑に進める役割」のこと。
- 「Web」の「戦略」を「スムーズに実行する」こと。
- 「案件」の「進行」を「スムーズに誘導する」。
- 「サイト」の「運営」を「コントロールする」こと。
- 「クライアントや実装グループ」の「制作・素材の収集」を「円滑に進める」こと。
- 「クライアント」の「案件」を「円滑に進める」こと。
- 人間に関わるもの
関連エントリー:
Web標準の日々:終了。ありがとうございました!
4 comments
Comments feed for this article
10月 14th, 2007 at 06:15
MAX
はじめまして。
こないだまで、学芸大学に住みながら、I●Jなる制作会社でディレクターをやっていたものです。三軒茶屋ということで、なんとなく親近感・・。今は関西ですが。
皆さんいろいろ定義されてますが、どれも要素としてはあるような気がしますねえ。面白いです。Web標準の日々のPDFも拝見しました。こちらも共感できました。ゴールイメージの共有、あとプロセスの共有をしっかりできるディレクターは現場で重宝されると思います。関東はこういうイベントがたくさんあるからいいですね。
とりとめもありませんが、失礼しました。
10月 29th, 2007 at 05:32
堀内
●MAXさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
ゴールの共有、プロセスの共有、大切ですよね。どんなチームでもうまくいくってわけにはいかないのですが、場を踏んで学んでいけば確率もあがっていくのかなと、いろいろ試行錯誤しております。
わたしの場合、比較的人数の少ないチームなのですが、I●Jさんとか大規模な場合はまた違ったいろいろが必要なのだろうなー、とか思ったり。
関東は確かにイベントがいろいろあって、勉強にも良い環境です。
恵まれてるなーと思います。
10月 29th, 2007 at 17:21
ハムカツ
はじめまして。
現在、フリーでwebディレクターをしています。
たまたま検索でここのブログを見つけました。
上記の記事では「業務上の役割」についてリーダ的かマネージャー的かで分けていますが、そもそもwebディレクターの気質としてこの分け方が当てはまるんじゃないかと思っています。webディレクターの仕事について上記の記事にあるような回答の割れ方をしたのは、その辺も関係があるんじゃないかと。
フィードを購読させてもらいますので、今後も記事の更新を楽しみにしています。
10月 29th, 2007 at 20:25
堀内
●ハムカツさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
回答をいただいたのは、リーダーとかマネジャーとかの話をする前なので、皆さんの回答はそれぞれの素直な「Webディレクター」像なのだろうと思います。
ハムカツさんもおっしゃるとおり、気質にもリーダータイプとマネジャータイプがいて、気質と役割が合って無いと、だんだんめちゃくちゃなプロジェクトになっちゃいますね。
どっちもやらなきゃいけない場合は、自分には足りないほうを自覚できれば、誰かに託したり、自分で気にして補足したりできるので大切だなと思います。
(ちなみに、わたしには「マネジャー気質」が非常に足りていないと思います。笑)
フィード購読ありがとうございます。もっと更新せねばー!